痩せるなら空腹感を感じろ
こんにちは、ダイエットトレーナーの根岸です。10年以上のダイエット指導を通じて、私は一つの重要な事実に気づきました。それは、ほとんどの人が「ダイエットの基本中」ができていないと言う事です。
今日は、その「基本」について詳しくお話しします。この記事を読めば、あなたのダイエット観が180度変わるかもしれません。では、始めましょう!
もくじ
■ なぜあなたのダイエットは失敗するのか?
「根岸さん、私はいろんなダイエット方法を試したのに、全然痩せないんです…」
こんな相談をよく受けます。でも、実はその原因はとてもシンプル。それは…
「体の声を聞いていない」
というだけなんです。
■ 体の声?それって何?
ここで言う「体の声」とは、主に2つの感覚のことを指します。
- 空腹感
- 食後の軽い物足りなさ
この2つの感覚、あなたはきちんと感じていますか?実は、BMI30以上の方に多いのが、これらの感覚を感じにくくなっているという症状なんです。
■ 空腹感の重要性
人間も動物も、本来はお腹が減ったら食事をするもの。これ、当たり前ですよね?
でも、忙しい現代社会では、この当たり前のことが抜け落ちています。仕事や人間関係に追われるうちに、「お腹が減ったから食べる」という自然な行動が失われてしまっているんです。
思い出してみてください。学生時代、お腹が減っていない時に食べていましたか?そうですよね、お腹が減ったから学食に行ったり、お弁当を食べたりしていたはずです。
でも今はどうでしょう?時間だから食べる、みんなが食べるから食べる…こんな食べ方をしていませんか?
■ 満腹感と物足りなさの関係
次に大切なのが、食後の「軽い物足りなさ」です。
ここで、ペットの食事を思い出してください。犬や猫は必ず少し餌を残しますよね。これ、実は重要な本能なんです。
野生動物は、満腹まで食べると身を守る態勢が取れなくなります。いつ襲われるかわからない環境では、常に逃げられる状態でいる必要があるんです。
そのため、動物は本能的に腹6分目から8分目で食事を止めます。
現代の私たちには関係ないように思えますが、この本能は大切なんです。なぜなら…
■ 満腹まで食べると何が起こる?
満腹まで食べると、次の食事まで空腹感を感じにくくなります。そして、空腹感がないのに食べてしまう…このサイクルが、実は太る原因になっているんです。
■ 体が栄養を求めるサイン
ここで、重要なポイントをお伝えします。
人間の体は非常に精密にできています。タンパク質が必要な時、脂質が必要な時、それぞれ適切なタイミングで教えてくれるんです。
そのサインが何か、わかりますか?
そう、「空腹感」なんです!
空腹感は、体が栄養を求めている信号なんです。だから、空腹感が無いのに食べるということは…
体が求めてい無い栄養を摂取しているということなんです。
■ 不必要な栄養はどうなる?
体が求めていない栄養、つまり不必要な栄養を摂取すると、それはどうなると思いますか?
答えは簡単です。お腹の脂肪になるんです。
つまり、空腹感がないのに食べることで、どんどん脂肪を貯め込んでしまっているんです。
■ 太る食事vs痩せる食事
ここまでの話を踏まえて、太る食事と痩せる食事の違いをまとめてみましょう。
太る食事:
・空腹感がないのに食べる
・満腹まで食べる
痩せる食事:
・空腹感を感じてから食べる
・腹6〜8分目で止める
シンプルですよね?でも、このシンプルなことができていないから、多くの人がダイエットに失敗するんです。
■ ねぎ式DIET3ステップ
では、具体的にどうすればいいのか。根岸式ダイエットの3ステップをお教えします。
ステップ1:空腹感がなければ食べない
これが一番基本です。体が栄養を求めていないなら、無理に食べる必要はありません。
ステップ2:次の食事で空腹を感じられるよう、現在の食事量を調整する
ここがポイントです。次の食事までにお腹が減るように、今の食事の量を調整しましょう。
ステップ3:毎食、軽い物足りなさを感じるまでにする
腹6分目から8分目を目指しましょう。これが、次の食事で適度な空腹感を感じるコツです。
■ でも美味しい物を前にしたら…
「根岸さん、わかりました。でも、美味しい料理を前にしたら、つい食べ過ぎちゃうんですよね…」
よくある質問です。確かに、大好物を前にすると自制心が効かなくなることはありますよね。
そんな時は、食べた後の対策を考えましょう。
例えば
・食後に軽い運動をする
・次の食事の量を調整する
などです。完璧を目指す必要はありません。大切なのは、長期的に見て体重をコントロールすることです。
■ 太らないための3つのセーフティネット
実は人間の体には、太らないための3つのセーフティネットが備わっています。
- 空腹感がない時は食べない
- 食事量を調整して次の食事までに空腹感を感じる
- 食べ過ぎた時は運動で消費する
多くの人は、このセーフティネットを無視しているから太ってしまうんです。
■ よくある質問
Q1. 毎食、空腹感を感じるのは難しいです。どうすればいいですか?
A1. 最初から完璧を目指す必要はありません。まずは1日1食でも意識してみてください。徐々に回数を増やしていけばOKです。
Q2. 空腹感と空腹時の体調不良(頭痛など)の区別がつきません。
A2. 良い質問です。空腹感は「お腹が空いた」という感覚で、不快感はありません。一方、低血糖などによる体調不良は不快を伴います。区別が難しい場合は、少量の果物などを食べて様子を見るのもいいでしょう。
Q3. 夜遅くに空腹感を感じたらどうすればいいですか?
A3. 軽い食事を取るのはOKです。ただし、就寝直前の食事は消化不良の原因になるので避けましょう。寝る2時間前までに軽く食べるのがベストです。ゆで卵やチーズなど、100kcal以下の物を軽く摘んで下さい。
■ まとめ:当たり前のことを思い出すだけ
ここまで読んで、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思った人もいるかもしれません。
その通りなんです。ネギ式ダイエットは、私たちが忘れてしまっていた当たり前のことを思い出すだけなんです。
でも、この当たり前の「空腹感」を感じる事ができていないから、多くの人がダイエットに失敗しているんです。
■ さあ、今日から始めよう!
今日から、あなたも「体の声」に耳を傾けてみませんか?
・空腹感を感じてから食べる
・腹6〜8分目で食事を終える
この2つを意識するだけで、あなたのダイエットライフは大きく変わるはずです。
完璧を目指す必要はありません。少しずつでいいんです。あなたのペースで、健康的なダイエットを始めてみてください。
質問やコメントがあれば、ぜひ下のコメント欄に書いてくださいね。皆さんの経験や疑問を共有することで、みんなで成長していけたら嬉しいです。
次回は、根岸式ダイエットの具体的なメニュー例をご紹介します。お楽しみに!
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